ケアセンター八潮 当施設のご利用をご検討されている方向け おうちで施設見学

当施設のご利用をお考えのご本人・ご家族の方に、当施設をおうちで見学していただけるコンテンツです。実際に見学に来られた際と同様に、ご案内いたします♪
見学の下調べ

高齢の父は足腰が弱くなり、ひとり暮らしが心配になってきました。リハビリでどこまで身体機能の回復が見込めるか分からず、長期入所もできる介護施設を探しています。

入所・短期入所・通所リハビリ・訪問リハビリのサービスを展開する介護老人保健施設「ケアセンター八潮」では、入所期間に制限を設けず、数日間の短期入所から数年単位の長期入所サービスまで柔軟に対応しているとのこと。

長く利用する中で看取りケアの希望にも寄り添っているらしいので、さっそく見学に行ってきます。


玄関

上尾中央医科グループ(AMG)の介護老人保健施設「ケアセンター八潮」があるのは、埼玉県八潮市の自然に恵まれた住宅街。東武スカイツリーライン「草加駅」、またはつくばエクスプレス「八潮駅」からバスに乗り、「八潮消防署前」バス停で下車して徒歩2分です。

駐車場があるので車での訪問も可能で、首都高速「八潮南I.C.」より5分、常磐道「三郷I.C.」・外環道「三郷西I.C.」より15分と、多方面からのアクセスに便利です。

玄関では、2名の介護スタッフさん(写真右・写真左)と看護師さん(写真中央)が迎えてくれました。

「ようこそ!当施設には八潮市内にお住まいの方だけでなく、都内や近隣のベッドタウンにお住まいの方からの利用相談も寄せられていて、ショートステイから看取り希望の方まで、多様なニーズに対応しています。今日はゆっくり見学して行ってくださいね」。


併設の関連施設

建物の中に入る前に、玄関そばの建物へ。

「こちらの建物は、併設の居宅介護支援事業所と地域包括ケアセンターです。当施設の強みの一つは、在宅生活を支える併設事業を多く展開し、退所後のフォローアップ体制まで充実させていることなんです」と、相談員さん。

「居宅介護支援事業所にはケアマネージャーが在籍し、要介護認定の申請代行やケアプランの作成、サービス事業者との連絡や調整などを担っています。地域包括ケアセンターにはケアマネージャー・社会福祉士・保健師が在籍し、高齢者の方の生活に関する困りごとに幅広く対応しています」。


「上尾中央医科グループ」ポスター

施設にはいると、「上尾中央医科グループ」と書かれたポスターのところへ。大規模な医療法人グループに所属しているのですね。

「はい。この近くにはAMGの病院が多く、医療との連携体制も万全であることが利用者様・ご家族の安心につながっているようです」。

「最も近い八潮中央総合病院をはじめ、八潮市内の埼玉回生病院、近隣地域の三郷中央総合病院・吉川中央総合病院・メディカルトピア草加病院・越谷誠和病院などと連携して、検査・入院・緊急時の対応などを依頼しています」。

安心ですね。


面談スペース

つづいて、面談スペースへ。

「利用に関するご相談は、こちらの面談スペースか相談室で相談員が対応します。当施設には経験豊富な相談員が複数名在籍し、これまでの知識・経験を活かしてお力添えができるよう努めています」。

「ご家族の中には、『老健には3カ月しか入所できない』と思われている方も多いのですが、数日間の短期入所から数年単位の長期入所まで、さまざまな利用方法があり、各施設によって方針は異なります」。

「当施設の場合は、次に生活する場所が決まるまで入所可能で、特養への待機場所として長く利用される方も多く、先日も9年間入所されていた方が退所されました」。


入所フロア

お次は、入所フロアへ。

「入所定員は150名で、1F・2Fは一般棟(100名)、3Fは認知症専門棟(50名)の構成です。利用者様は要介護度の低い方から高い方までさまざまです」。

「各フロアでは介護・看護・リハビリなどの多様な専門職がチームを組んでケアを提供していて、ご家族と決めた目標を達成できるように3カ月ごとに支援計画の見直しを行っています」。


居室

つづいて、居室へ。

「各階に4人部屋11室と個室6室あり、それぞれ50名の利用者様が生活されています。すべての居室にベッドと床頭台を設け、個室には専用テレビ・ソファーを完備しています。ご希望により、多床室にテレビを持ち込んで頂くことも可能です」。

「スタッフステーションの近い部屋に移っていただいたり、トイレに近い部屋に移っていただくなど、身体状況によってお部屋の場所を変更していただく場合もあります。利用者様によっては『離床センサー』を用いて転倒によるケガを未然に防げるように努めています」。

清潔感があり、快適に過ごせそうな居室ですね。


入所フロア

入所フロアの一角で、看護師さんが活躍していました。

「当施設では、たんの吸引や経管栄養管理が必要な方など、医療依存度の高い方も積極的に受け入れていけるように看護師を手厚く配置しています」。

「胃ろうの方は常時15名前後入所されていますし、高血圧や糖尿病などの持病を抱えている方も多いため、容態急変時には協力病院に24時間体制で迅速に受け入れてもらえる体制も整えています」。


面談スペース(入所後の面談について)

お次は、ケアマネージャーさんのお仕事風景を見学しました。

「基本的に、入所前の面談は相談員が対応し、入職後の面談はケアマネージャーが対応します」。

「当施設を長く利用していただく中で終末期を迎え、『最期までお世話になりたい』と希望される利用者様・ご家族もいらっしゃるため、看取りを視野に入れたケアプランも作成しています。看取り期にはなるべく個室をご案内し、ご家族の宿泊スペースも準備するなど、穏やかな最期を迎えていただけるようにできる限りのことをさせていただいています」。


スタッフステーション

スタッフステーションに行くと、職員の皆さんが会議を行っていました。

「当施設には200名を超える職員が在籍し、年齢層も20代~70代と幅広いのが特徴です。医師・看護師・介護福祉士・薬剤師・管理栄養士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、多様な専門職が活躍していて、それぞれの職種の観点から意見を出し合って、利用者様一人ひとりに合わせた介護・リハビリ計画を立案しています」。


施設行事の様子

つづいて、施設行事の写真を見せていただきました。

「新型コロナで開催が難しかったレクリエーションや季節行事などを、2023年5月の5類移行後は徐々に再開していて、日々の生活にメリハリが出てきています。施設生活に少しでも楽しみを持っていただけるよう、今年の夏は『スイカわり』を楽しみ、秋には『秋祭り』を予定しています。また、涼しくなってきたら、大人気の『お寿司のバイキング』も再開する方針で、職員もわくわくしながら計画を立てているんです」。


食事

お食事の写真を見せていただきました。

「食事は施設内で調理し、できたてのものを提供しています。当施設の管理栄養士は利用者様ごとに必要な栄養素や糖質、摂食嚥下機能などを把握して、常食・やわらか食・ミキサー食と、おいしく安全に食事ができるよう調理しているのでご安心ください」。

「また、季節にちなんだお食事を楽しんでいただけるよう、お正月・節分・ひな祭りなどのイベント食にも力を入れていて、利用者様から好評です」。

とっても美味しそうですね!


浴室

お次は、浴室へ。

「入浴日は週2回で、お風呂を楽しみにされている利用者様がたくさんいらっしゃいます。一般浴だけでなく、お風呂用の車いすに乗った状態で湯船に入れるチェア浴や、寝た状態で湯船に入れる特殊浴など、身体状況に応じた浴槽を数種類ご用意しています」。

「体調が優れなくて湯船に入ることができない場合は、温かいタオルでお身体を拭かせていただき、さっぱりと気分転換できるように対応しています」。

「毎週月曜日には理容師によるヘアーカットのサービスも利用できて、衣類の洗濯は業者委託も可能です」。


リハビリテーション室

2Fのリハビリテーション室にご案内いただきました。リハビリ機器が充実していますね。

「入所後の3カ月間は毎日リハビリスタッフが付き、個別リハビリができる期間です。3カ月を過ぎると個別リハビリの回数は減りますが、集団リハビリを織り交ぜた個別のリハビリを実施しています」。

「リハビリテーション科には理学療法士・作業療法士・言語聴覚士合わせて30名以上の職員が在籍し、利用者様一人ひとりに合わせて、機能訓練・生活訓練を実施しているんですよ」。

「入所中のリハビリだけでなく、通所リハビリや訪問リハビリにも対応しています」。


通所リハビリフロア

つづいて、通所リハビリフロアを案内していただきました。

「通所の定員は1日54名で、毎日約50名の利用者様が通われているため、人数が多くて賑やかです。通所リハビリの利用を通してたくさんのご友人ができ、おしゃべりを楽しみに通われている方も少なくありません」。

「また、当施設を退所後に利用している方、ショートステイと併用している方、通所リハビリの利用から入所サービスにつながった方などもいて、長いお付き合いをさせていただいています」。

「通所リハビリのメインであるリハビリは、2階のリハビリテーション室に移動して行っています。順番にご案内させていただき個別リハビリを実施しています」。


通所リハビリのレクリエーション

「通所リハビリフロアでも、入所フロア同様、レクリエーションや趣味活動を充実させています。リハビリ以外の時間帯には、リハビリも兼ねた指先を使った作業を行うことが多いですね。大人用の塗り絵や、色紙を切ったり丸めたり貼ったりしてポスターや絵を作る創作活動が人気です」。

「食事の後は、カラオケや麻雀などを楽しむ方もいて、他にもご希望の活動があれば、その都度検討させていただきます」。

楽しい時間が過ごせそうですね。


通所リハビリの送迎

つづいて、通所リハビリの送迎の様子を見学しました。

「車いすでも乗り降りしやすい送迎車(ハイエース)にて、ご自宅~施設の送迎をしています。送迎対応エリアは八潮市と草加市の一部で、運転手の他に介護職員も添乗していますので、安心してご乗車いただけます」。


花壇

玄関横に色鮮やかなお花が植えられている花壇があって、癒されますね。

「施設生活の中でも季節の変化を感じていただけるように、こちらの花壇には四季折々のお花などを植えています。多職種による美化委員会が中心となって、水やりをしたり雑草を抜いたり、日々管理しているんです。こちらの他にも、園芸活動を行うテラスもあり、季節の野菜などを育てているんですよ」。


スタッフのみなさん

スタッフの皆さんにお会いできました。

「どの部署にも長く勤務するベテランスタッフが多く、質の高いサービスを実現している点も当施設の大きな強みです。老健として最高ランクの『超強化型』の加算を算定しているため、サポート体制が手厚く、高い在宅復帰率も維持しています」。

「入院を機に基本的な生活動作が低下してしまった方、暑い時期・寒い時期だけ利用したい方、認知症が進行して在宅生活に不安を抱えている方など、利用の目的はさまざまで、一人ひとりに合わせたケアを提供できるよう、多職種が一丸となっているんです」。

こちらなら、父を安心して預けられそうです。今日はありがとうございました。

見学後記
印象的だったのは
病状が安定していて、入所要件を満たしていれば、次に生活する場所が決まるまで入所できることです。中には9年間入所されていた方もいらっしゃったそうで、施設側から早く退所するように促されることもないとのこと。老健として最高ランクの「超強化型」に認定されている施設だけあって、スタッフの皆さんの意識やモチベーションも高かったですし、サービスも充実していました。また、敷地内に居宅介護支援事業所と地域包括支援センターを併設していて、居宅のケアマネージャーとも連携が図りやすく、在宅復帰後に困ったことがあれば迅速に対応してもらえるそうです。
入所相談はいつでも可能ですか?
入所相談は予約制で、月曜日~土曜日の9:00~16:00に対応しています。相談時には施設内の見学もでき、申し込み後、判定会議で問題がなければ1週間前後で入所できるそうです。入所後は、ケアマネージャーさんが3カ月ごとに利用計画の見直しを行っていて、面談にて今後の方向性なども直接相談できると伺い、安心できました。
こんな点もおすすめです♪
施設のホームページには、動画形式の「入所のご案内」があり、とても分かりやすかったです。ホームページからは、施設の広報誌なども閲覧できて、さまざまな取り組みが紹介されています。
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