ヒューマンライフケア横浜 当施設のご利用をご検討されている方向け おうちで施設見学

当施設のご利用をお考えのご本人・ご家族の方に、当施設をおうちで見学していただけるコンテンツです。実際に見学に来られた際と同様に、ご案内いたします♪
見学の下調べ

高齢の父は入院中に食欲が落ち、胃ろうをつくりました。体力や筋力も衰えたため、退院後すぐに自宅で生活するのは難しいと感じ、リハビリ目的の施設入所を検討しています。本人の希望は在宅復帰ですが、家族としては自宅で介護ができるか不安もあり、退所後の在宅介護の相談まで乗ってくれる施設を選びたいと思っています。

入所・短期入所・通所リハビリ・訪問リハビリのサービスを展開する介護老人保健施設「ヒューマンライフケア横浜」は、老健として最高ランクの「超強化型」施設で、入所中から在宅復帰に向けた話し合いを重ね、退所後の生活を支えるアドバイスや、居宅サービスの相談、家族への介護指導なども行っているとのこと。

戸田中央メディカルケアグループ(TMG)に所属し、関連病院と密な連携を築いていて、胃ろうなどの医療依存度が高い利用者も積極的に受け入れているらしいので、さっそく見学に行ってきます。


玄関

「ヒューマンライフケア横浜」があるのは、戸塚区中心部から少し離れたのどかな住宅街。アクセスは、JR「戸塚駅」西口と施設を結ぶ無料送迎バスが便利です。路線バスは、戸塚駅近くの「戸塚バスセンター」や、「大船駅西口」から乗車して施設そばのバス停まで行くものがあります。敷地内には広い駐車場があるので車で訪れることも可能です。

玄関では、生活相談員の中川さんが迎えてくれました。敷地内にお花がたくさんあってきれいですね。

「ありがとうございます。玄関前や中庭の草木は営繕スタッフが管理していて、利用者様からも好評です。ぽかぽか陽気で過ごしやすい日には、利用者様と介護やリハビリのスタッフがお散歩を楽しむ様子も見受けられます」。


ロビー

玄関を入ったロビーは、清潔感のある明るい空間。事務職員の皆さんが笑顔で迎えてくれました。

「TMGではスポーツ振興に努めていて、ロビーには力士の手形やサッカー選手のサインボールなどを飾ってみなさんに楽しんでもらっています」。

「当施設の開設は1997年で、地域でも歴史ある老健として広く知られていて、長く勤務している職員も多く、近隣病院の担当者の方や居宅のケアマネジャーさんとも馴染みの深い関係を築いています」。

「入所の相談は私たち生活相談員が対応し、安全に利用を開始できるよう、速やかに医師・薬剤師に情報を共有して検討を開始します。利用に向けての判定会議は週3日行っていて、お一人おひとりに合わせた介護サービスの提供に向けてケアマネジャーとの連携も大切にしています」。


TMGポスター

こちらが所属するTMGのポスターですね。グループ病院との連携体制がしっかり整っているそうですね。

「協力医療機関の戸塚共立第1病院は、当施設から車で10分ほどの場所にあり、利用者様の急変時には迅速に受け入れてもらえる体制が整っています」。

「施設内でも、日中は医師が常駐して医療ケアや健康管理を担い、看護師は24時間常駐しているため、胃ろう管理・たんの吸引・尿道カテーテル・ストーマ管理・インスリン注射・褥瘡管理などの医療ニーズがある方も安心です」。

「また、『喀痰吸引等研修』を実施できる体制があり、指導資格を持つ看護師より、たんの吸引と経管栄養の実地研修を受けた介護職員が10名以上在籍していることも強みです。消化器外科を専門とする村田施設長も利用者様ごとのお身体の状態をしっかりと把握し、適切な関わり方を職員に指導しています」。


入所フロア

「入所フロアの定員は132名で、1階は一般棟フロアで定員102名(4人部屋23室、2人部屋2室、1人部屋6室)。2階は認知棟フロアで定員30名(1人部屋4室、2人部屋1室、4人部屋6室)です」。

「スムーズな在宅復帰のために、入所前後にご自宅を訪問し、生活状況や環境調査を行い、ご本人・ご家族が望む今後の生活についても伺っています」。

「入所~退所の間には、ご本人・ご家族も含めたカンファレンスを定期的に実施し、体調の変化やADL(日常生活動作)の状況、在宅復帰に向けた不安点などを共有。そして、退所前にもご本人とご自宅を訪問し、今後の生活で想定される動作を実際に体験していただいた上で在宅復帰が可能か判断し、必要に応じてご家族への介護指導を行っています」。

「さらに、退所後も在宅生活の状況を確認するために自宅訪問を実施するので、実際に生活してみての困りごとなども相談していただけますよ」。
サポートが手厚いですね。


スタッフステーション

スタッフステーションには多職種のスタッフさんがいらっしゃいました。

「当施設の大きな強みは、さまざまな専門職の連携によるサービス提供です。入所フロアでは、医師・看護師・介護職員・リハビリ職員(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)・歯科衛生士・管理栄養士・ケアマネジャー・生活相談員など、多職種が協力して生活支援・ケアを提供しています」。

「当施設は、老健の中で在宅復帰・在宅療養支援機能が最も高い基準を満たす『超強化型』施設で、入所から3カ月間はリハビリ職員による個別リハビリを毎日提供し、介護職員による生活リハビリにも力を注いでいます」。

「また、住み慣れた施設で最期を迎えたい方のための『看取り介護』にも対応していて、終末期をどのように迎えていただくか、ご本人・ご家族の意向に寄り添いながらチームで支えています」。


居室

お次は、居室を案内していただきました。

「居室は個室・2人部屋・4人部屋があり、利用者様の心身の状態に適した居室をご案内しています。個室にはトイレ・水道・テレビを完備し、在宅復帰後の生活をイメージして家具を配置していただくことも可能です」。 

「居室でのんびり過ごす時間と、他の利用者様・スタッフと交流する時間のバランスを大切にしていて、お食事・おやつの時間は開放的な食堂にご案内し、外の景色を見ながら皆さんで召し上がっていただいています」。

「一般棟では、利用者様同士の関係づくりを重視し、社会性を保ちながらスムーズにご自宅へ戻れるよう援助を行うことを心がけています。認知症専門棟では、利用者様に対する介護職員の割合を高くし、見守り・声かけなどの手厚い対応によって安全な環境づくりに努めています」。


リハビリテーション室

リハビリテーション室を見せていただきました。

「リハビリテーション科には、リハビリに携わる国家資格の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が全職種在籍し、利用者様・ご家族のニーズに寄り添いながら、各職種の専門性を生かした個別リハビリを実施しています」。

「新規入所後3カ月間は短期集中リハビリ期間として週6回実施。言語聴覚士と管理栄養士が連携して、食事形態の変更や、飲み込みの評価なども適宜実施しいます」。

「急性期や回復期の病院での勤務経験のあるリハビリ職員が多いため、身体機能の回復を目指す医療的なリハビリの視点・技術も用いながら、自分らしい生活を送っていただくことを目的とした老健ならではのリハビリを提供しています」。


デイルーム

お次は、デイルームへ。装飾がたくさんあって賑やかですね。

「施設入所後も、四季の移ろいや日々の生活に楽しみを持っていただけるよう、季節行事や、装飾委員会による季節の装飾づくりに力を注いでいて、装飾は利用者様が一緒に作成しているんですよ」。

利用者様に好評なイベント・レクリエーションはどんなものがありますか?

「コーヒーや紅茶とケーキをお出しする『喫茶わかば』や、ワンちゃんと触れ合える『ドッグセラピー』、書を楽しむ『書道』、お誕生日の方をみんなでお祝いする『誕生会』などが好評です。利用者様の中には100歳前後の方も多く、毎月行う誕生会でお年を聞くと、よく驚きの声が上がります」。


季節行事の写真

「毎年恒例の季節行事を紹介しますね」と、写真を見せてくれました。
いろいろな季節行事を行っていますね。

「スタッフで意見やアイデアを出し合い、歌あり踊りあり、笑いの絶えない季節行事を毎月開催しています。春には敷地内の桜を楽しむ『お花見会』、夏にはお祭り気分を味わう『ヒューマン祭』『花火大会』、秋には『運動会』、冬には『クリスマス会』など、他にも楽しい季節行事が満載です」。

「ちなみに私のおすすめの行事は、お正月の『初詣・御神酒振る舞い』。なかなか外出が難しい利用者様もいらっしゃるので、施設内に小さな神社をつくり、お参りしていただいているんです」。


食事

お次は、食事の写真を見せていただきました。すごく美味しそう!
「お食事は利用者様にとって大きな楽しみのひとつなので、誕生会の日にはお赤飯をお出ししたり、季節感や旬の食材を取り入れた行事食を月1回提供したり、利用者様の笑顔のために栄養科が工夫しています」。

「健康的な施設生活を送る上で、栄養管理はとても重要ですから、お一人おひとりの栄養状態や体調・体重を管理栄養士が把握し、昼食時に食堂に伺って実際の食事の様子を拝見して、利用者様から食事に対するご要望を伺ったり、体調に合わせて食事内容を見直したりしています」。

「また、管理栄養士と言語聴覚士が連携し、嚥下機能評価を行って、嚥下障害リスクのある方には基礎訓練を実施し、お一人おひとりの状態に合った食事形態の提案も行っています。さらには歯科衛生士とも情報を共有し、食事・栄養状態の維持・向上に努めています」。


浴室

浴室に伺いました。

「浴室は地下の大浴場と、2階の一般浴室の2カ所設けています。寝たままの状態で安心・安全に入浴できる機械浴槽も完備しているので、利用者様の残存機能を活かせる浴槽を選んで入浴を提供しています」。

「入浴は基本的に週2回の提供で、できる限り利用者様お一人に職員一人がつく1対1でゆっくり入浴していただけるように、提供曜日を拡大して満足度向上に努めているんですよ」。


通所リハビリフロア

お次は、通所リハビリのフロアへ。

「通所リハビリは1日定員40名です。個別リハビリ・入浴(希望制)・食事などの日常生活支援に加えて、趣味活動やアクティビティ、お花見・七夕・すいか割り・クリスマス会・節分などの季節行事、イベント、野菜栽培などの園芸活動なども提供しています」。

「デイケアの送迎車は計8台あり、介護職員が同乗してご自宅と施設間を送迎しています。すべて車椅子での乗車が可能ですのでご安心ください。デイケアの目的である『自宅での生活の継続』を支えていくには、車の乗り降りも重要と考え、リハビリの一つとしてサポートしています。利用者様の中には、『もっと元気になって家族と出かけたい』など、具体的な目標を掲げて車の乗り降りを頑張っている方もいらっしゃいますよ」。


通所リハビリスペース

通所リハビリ専用のリハビリテーションスペースがあるんですね。

「はい。こちらで、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が連携し、お一人おひとりの希望に寄り添って、集団体操や個別機能訓練を提供しています」。

「心のリハビリにつながる趣味活動・制作活動・ゲームなどを介護スタッフと一緒に楽しんでいただく時間も大切にしています」。

「また、『気軽に髪を切りに行けない』という悩みを持つ利用者様が多いので、月に一度は訪問理美容サービスの提供日を設けています。身だしなみが整うと気持ちが良く、外出したい気持ちも芽生えて、とても好評です」。


施設長紹介

つづいて、村田施設長を紹介していただきました。

「村田施設長は消化器外科の専門医で、非常勤の皮膚科医師と協力して利用者様の健康管理に努めています。体調変化を注意深く観察して、老健でできる医療行為は行い、必要に応じて協力医療機関での受診を提案しています」。

「協力医療機関の戸塚共立第1病院と佐藤歯科による定期的な訪問診療もありますので、医療との連携体制は万全です」。


スタッフ集合

最後は、スタッフの皆さんにお会いしました。

「当施設の一番の魅力は『スタッフの人柄』です。施設方針の『笑顔と挨拶の絶えない職場づくり』をみんなが実践し、いつも明るい雰囲気です。多職種がチーム一丸となってサービスを提供しています」。

「介護職員の約8割が介護福祉士資格を有していることも特徴です。認知症専門棟には『認知症介護実践者研修』『認知症介護実践者リーダー研修』を修了した介護職員もいて、認知症の方の尊厳や個性を守りながら関わっています」。

「入所をきっかけに当施設の環境を気に入ってくださり、退所後も通所リハビリやショートステイを利用される方がたくさんいて、多くの利用者様・ご家族と長いお付き合いをさせていただいているんですよ」。

こちらなら安心して父を預けられそうです。今日はありがとうございました。

見学後記
印象的だったのは
在宅復帰を支える取り組みが充実している点です。歴史が長く、地域の医療機関や介護施設、居宅介護支援事業所の担当者との関係性がしっかりできているとのことでした。
また、老健として最高ランクの「超強化型施設」になるには、在宅復帰率や在宅療養支援機能を高めるほか、さまざまな要件を満たす必要があるそうで、より良い施設を目指すために職員のみなさんが一丸となって取り組んでいる姿勢も印象に残りました。
医療依存度が高くても安心して過ごせる環境でしたか?
はい。在宅からよりも、病院退院後に入所を希望される利用者が多く、さまざまな医療ニーズに対応してきた実績があります。また、TMGの医療ネットワークがあることも心強く、「戸塚共立第1病院」「戸塚共立第2病院」をはじめ、頼れるグループ病院がたくさんあり、適切な受診先を提案してもらえるようです。
こんな点もおすすめです。
施設公式のインスタグラムがあって、日々の生活や、レクリエーション・イベントの楽しい様子が伝わる写真をたくさん見ることができるのも安心です。スタッフの皆さんの自己研鑽に向けた取り組みなども紹介されていて、こちらの施設の魅力が伝わってきます。
資料請求、見学・入居の
お問い合わせはコチラ