牧野ケアセンター 当施設のご利用をご検討されている方向け おうちで施設見学

当施設のご利用をお考えのご本人・ご家族の方に、当施設をおうちで見学していただけるコンテンツです。実際に見学に来られた際と同様に、ご案内いたします♪
見学の下調べ
病院を退院後、すぐに在宅に戻るのは難しそうな母のために、在宅復帰に向けたリハビリが充実した介護施設を探しています。退院の日が近いため、なるべくスムーズに入所できると家族としてはありがたいです。

入所・短期入所・通所リハビリのサービスを展開する介護老人保健施設「牧野ケアセンター」は、申し込みから1週間以内で入所できるように対応してもらえて、3カ月間の入所期間を目安に在宅生活を見据えたリハビリ計画を立てているそうで、退所後も随時困りごとの相談に応じてもらえるとのこと。在宅復帰・在宅療養支援機能や、充実したリハビリ体制が評価され、老健として最高ランクの「超強化型」に認定してされているそうなので、さっそく見学に行って施設の様子をチェックしてきます。

見学開始
玄関

介護老人保健施設「牧野ケアセンター」があるのは、JR「鴨井駅」からタクシーで約5分の高台。駅からバスでもアクセス可能ですが、バス停から施設まで上り坂があるため、利用者様と一緒に訪れる際はタクシーがおすすめです。

施設の玄関で迎えてくれたのは、支援相談員さん。
「ようこそ! 施設周辺は緑豊かな住宅地で、朝と夕方は子どもたちが元気に登下校する姿が見受けられるんですよ。さっそく中へどうぞ!」。

(あとで知ったのですが、この方、針灸師とケアマネージャーの国家資格を有し、解剖学や介護保険に関する知識も豊富な方でした。)

受付事務所

玄関を入ると受付事務所がありました。支援相談員さんにご相談があるときはここで声をかければよいですか?
「はい。地域連携・支援相談室からすぐこちらにまいります」。

「なお、当施設は地域屈指の定員数の大規模な老健なので、支援相談員を3名配置し、入所担当・退所担当・在宅支援(通所とショートステイ)担当と、役割を割りふっているんですよ。私は入所担当です」。

エントランス

次の自動ドアを入ると、きれいなエントランスホールがありました。
「中庭に面した多くの窓があり、明るくて気持ちのいい空間なんですよ」。
手づくりの『ようこそ、牧野ケアセンターへ』という掲示もいいですね。

面会スペース

「そしてこちらがコロナ禍の面会スペースです」と、案内してくれました。
風除け室を利用して、ガラス窓のむこうとこちらでご家族と入所者様が面会できるように、マイクとスピーカーが設置されています。

「不安なくお顔を見てお話ができるように、とこちらに面会スペースを設けました。新型コロナが収束次第、前のように、ご家族が気軽に訪問できるオープンな施設づくりを行っていきます」
とのことでした。

入所相談の家族面談室

続いて入所相談時の家族面談室に案内されました。プライバシーに配慮した空間で、飛沫防止のアクリル板があり、感染対策も徹底されていました。1日何件くらいの入所相談が寄せられますか?

「1日25~30件寄せられます。当施設ではできる限り迅速な対応を心がけ、申し込みから入所まで1週間以内でご案内できるケースがほとんどです。過去には、申し込み後3日で入所した方もいらっしゃいます」。
それは助かります!

「現場スタッフと支援相談員によるベッドコントロール会議を週3回実施しているので、随時空床を把握して入所調整に入ることができているんです」。

一般棟の入所フロア

「入所定員は150名で、一般棟100床・認知症専門棟50床で構成されています」と、一般棟の入所フロアにやってきました。

「こちらの一般棟には、集団ケアを2人部屋・4人部屋で提供する従来型フロアと、個別ケアを1人部屋で提供するユニット型フロアがあり、ユニット型フロアでは、利用者様12名を1ユニットとして2ユニット設置しています。認知症専門棟には1人部屋と4人部屋があります」とのことです。

「各フロア中央に広い談話室を設け、自由に閲覧できる新聞・雑誌などもご用意し、利用者様同士の交流も大切にしています。また、何かあれば気軽にスタッフに声をかけていただけるように、スタッフの写真と名前をホワイトボードに掲示しています」。温かいですね。

グループ病院紹介

「こちらは、近隣のグループ病院の牧野記念病院です」と、写真を見せてくれました。

「利用者様の日常的な通院はもちろん、容態が急変した際も24時間体制で受診可能です。また、内科・皮膚科・歯科などの専門医による往診もあり、入所中の医療体制の充実も利用者様・ご家族の安心につながっています」とのこと。

「こちらの病院との連携を活かして、胃ろう・経管栄養、たんの吸引、ストーマなど、医療依存度の高い方も受け入れています」。心強いですね。

個室

つづいて、個室へ。どのお部屋も窓が大きくて明るい雰囲気ですね。

「個室は電化製品の持ち込みOKで、テレビも、携帯電話・スマートフォンもご利用いただけます。多床室にはテレビがありませんが、共有スペースの食堂兼談話室に大型テレビを設置し、皆さんでお楽しみいただいています」。

「お部屋でゆっくり過ごしていただけるよう配慮していますが、寝たきりにならないように、介護スタッフがこまめに声かけを行い、ラジオ体操などにお誘いしています。また、介護スタッフは積極的に生活リハビリに携わっていて、居室でタオルたたみ・布団の上げ下げなどの訓練も行っています」。

レクリエーション

壁の掲示物から、楽しそうなレクリエーションがあることがわかります。
「そうなんです。当施設では、利用者様に楽しみを持っていただけるように、レクリエーションや行事を充実させています」。

どんなレクリエーションや行事があるんですか?

「トランプゲーム・風船バレー・脳トレ・塗り絵・転倒予防体操・フロアの飾り制作ほか、多彩に実施しています。栄養科と連携して『おやつレクリエーション』を開催し、ケーキバイキング・どら焼きづくり・チョコフォンデュなど、おいしく楽しいおやつの時間を設けることも。行事は、花火大会・流しそうめん・ハロウィンパーティーなど、季節にちなんだ内容で開催することが多いですね」。楽しそうですね~。

機能訓練室

つづいて案内された機能訓練室は、デイケアスペースに隣接した明るく開放的な空間で、さまざまな訓練機器が並んでいます。

「当施設には、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が全職種揃っています。新規入所後3カ月間は短期集中リハビリを行っていて、事前に退所後の生活目標を設定した上でケアプランを立案し、医師(施設長)の指示に基づいて個別のリハビリプログラムを組んで対応しています」。

自宅への調査にも来てくださると聞きました。

「はい。在宅復帰後にご本人の能力に応じた自立した生活を送っていただけるよう、入所中にリハビリスタッフと介護スタッフがご自宅へ家屋調査に出向き、訓練・環境整備の参考にしています」。

食事

食堂にご案内いただき、栄養科の皆さんが手作りしている行事食を見せていただきました。
「食事は施設生活での楽しみの一つですから、月に一度は、こうした季節にちなんだ行事食や、昼食バイキングなどのイベントを開催しています」。

色鮮やかでとても美味しそうです。

「管理栄養士がご入所の際にお一人おひとりの栄養状態を評価し、栄養ケア計画書を作成した上でお食事を提供していて、各種疾患に応じた療養食や、咀嚼・嚥下機能に合わせた食事内容・食事形態にも対応しています。定期的に管理栄養士がお食事にお邪魔して適切な食事が提供できているかの確認もしています」。

浴室

つづいて、浴室へ。

「入浴は週2回で、安心・安全な入浴をお手伝いできるよう、一般浴槽・リフト浴槽・機械浴槽と、お身体の状態に合わせて選べる浴槽をご用意しています。個室の方は、他の利用者様と一緒の入浴ではなく、個別で対応しています」。

デイケアスペース

「こちらがデイケアスペースです」と、ご案内いただいたのは、1日定員50名のデイケア(通所リハビリ)のためのスペースです。

「デイケアでは、個別リハビリの提供や入浴・食事などの日常生活支援の提供に加えて、集団でのカラオケ・おやつレクリエーション・クラブ活動(園芸・ビューティークラブ・製作など)など実施していて、塗り絵・ナンプレ・ペン習字などの活動もできます。ご本人様・ご家族様・居宅マネージャー向けに毎月デイ便りを発行し、利用中の様子を報告しています」。

デイケアも充実しているんですね。

デイケアの送迎

「デイケア送迎車には、運転手・介護スタッフが同乗し、ご自宅まで送迎します。ドアツードアで玄関前まで伺い、利用者様と一緒に施錠確認をしっかり行います」とのこと。

「デイケアの利用目的は、介護予防、日常生活動作の維持・向上、外出のきっかけづくり、趣味活動の獲得、同居ご家族の休息などさまざまで、退所後も自立した在宅生活を継続できるように利用される方もいらっしゃいます」。

中庭

「こちらの中庭では、入所中も気軽に自然と触れ合えます。四季折々の花を育てたり、園芸療法として野菜の栽培・収穫などを行い、季節を感じる取り組みを充実させています」とのこと。

「施設の敷地内には、桜の木も植えられていて、春には満開の桜を居室から楽しめるんですよ」。素敵ですね~。

スタッフのみなさん

最後に、介護スタッフのみなさんとお話させていただくことができました。
「当施設では、経験豊富なベテランスタッフが多く、介護福祉士資格を有する介護スタッフは全体の70%弱を占め、スキルアップのために院内外の研修に積極的に参加しています」。

しっかりとしたスタッフさんばかりのようで安心です。どんなケアをしてくださる感じなのでしょうか?

「介護スタッフ全員が積極的なお声かけを行い、入所者様お一人おひとりに合わせたサポートを心がけ、そして、できることはなるべく自分で行っていただく自立支援に取り組んでいます」。
それが、短期間での在宅復帰につながるのですね。
今日はありがとうございました。

見学後記
印象的だったのは
入所時より退所後の生活をイメージしてリハビリに取り組み、ほとんどの方が3カ月程度で在宅復帰を実現していることです。また、申し込みから1週間以内に入所できるケースがほとんどで、地域の病院や居宅のケアマネージャーからの信頼も厚く、通所リハビリやショートステイなどの退所後のサポートも手厚かったです。
退所後のサポートは
地域連携・支援相談室に3名の支援相談員を配置し入所・退所・在宅支援と担当を割り振って、退所後も切れ目のない支援を提供しています。退所担当の支援相談員は、退所そのものの支援にとどまらず、退所後の生活まで見据えた関わりを心がけ、退所後の生活状況に不都合があれば随時相談できるそうです。退所後の利用者様の状況に応じて、デイケア・ショートステイの利用や、再入所を提案し、最期まで長いお付き合いをしていく方針とのことでした。
こんな点もおすすめです♪
「在宅生活をメインとして、ときどき老健を利用する」という利用も可能だそうです。実際に「在宅→老健→在宅→老健…」とリピート利用される方も多いそうで、「完全な在宅介護に自信はないけれど、老健のサポートがあるなら心強い」と感じていただけるような施設を目指しているそうですよ。
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