玄関
介護老人保健施設「能見台パートリア」があるのは、京急本線「能見台駅」から徒歩約8分の穏やかな丘陵地。周辺は、海と山を同時に楽しめる自然環境に恵まれ、鉄道と道路網が整備されていることから、横浜市内だけでなく横須賀方面からのアクセスも便利です。
玄関では、支援相談員の増田さんが笑顔で迎えてくれました。「こんにちは!本日はよろしくお願いします。どうぞこちらへ!」
玄関をはいるとロビーです。明るくて広いですね~。
入所希望者の見学や面談って結構ありますか?
「多い月では20名前後の入所依頼が寄せられます」と増田さん。
「新規の方だけでなく、リピート率も高いんですよ。当施設のサービスを気に入っていただけたのだと思うと、嬉しいです」。
入所前の面談ではどんなことを聞かれるんですか?
「こちらへどうぞ」と面談スペースに通してくれました。
「こちらでこのようにして、ご本人の身体状況・生活ニーズはもちろん、ご家族の要望や、退所後に目指す方向性まで、細かくお聞きします」と増田さん。
「老健は一時的な場所、と思っている方も多いのですが、当施設では、退所後の継続リハビリや、入所と在宅を3カ月毎に繰り返す生活などもご提案して、長期的な支援を行っています。また、ご本人に合った介護保険サービスをご紹介したり、当施設での看取りについてのご相談をお受けしたりもしています。そうした支援を的確に行うために、入所前の面談をとても大事にしているんですよ」。
とてもしっかり考えてくださるんですね!
「入所が決まりましたら、私たち相談員がお聞きしたお話を、こうやって、ケアプランを作成するケアマネジャーにしっかりと伝えます。当施設では『ケアマネジャー兼介護職』が、利用者様の日常のケアを通して、多職種とともに、その方の生活課題を抽出することができるので、その方に最適なケアプランを作成することができるんです」とのこと。
ロビーでは、スタッフのみなさんが迎えてくれました。
「入所フロアは、2F 一般棟(65名)、3F 軽度認知症棟(45名)、4F 認知症専門棟(40名)と、心身の状態に合わせて分かれています」と、みなさん。
「当施設の特徴は、介護職、看護師リハビリスタッフが、そのフロアごとの担当制になっていることです。顔なじみの職員による家庭的なケアとなっているので、とても温かい雰囲気です」。
いつも同じ職員さんに見守ってもらえるなら、環境の変化に敏感な認知症の方も家族も安心ですね。
「当施設では、レクリエーションや行事、クラブ活動などを充実させているんですよ」と、増田さんが写真を見せてくれました。
「施設職員だけでなく、外部講師や地域のボランティアさんの協力も得て、内容はさまざま。楽しい活動にもリハビリ要素を取り入れるため、ホットプレートを活用した『おやつレク』や、近隣公園に出向く『お花見』、射的やスイカ割りを楽しむ『縁日』など、いろいろ工夫しています」。
アクティブな母もきっと喜んでくれそう!
「当施設では、医療介護分野でのセラピーを目的に開発されたあざらし型ロボット『パロ』を導入しています。実際の動物によるアニマルセラピーと同様に、人の心を元気づけてくれる・ストレスを軽減してくれる・コミュニケーションを活性化させてくれる、という効果があるんですよ」。
動きがとてもかわいいですね!
続いて居室へ。温かみのある木目調の内装です。
「一人で静かに過ごしたい入所者様もいらっしゃるため、多床室でも広いスペースを確保し、プライベートに十分配慮しています。ベッドサイドに好きな写真やぬいぐるみなどの愛用品を持ち込んで、ご自分らしい空間を演出している方が多いですね。また、携帯電話の持ち込みがOKなので、ご家族とこまめに連絡を取り合うこともできます。ベッドと車いすの移乗を安心安全に行うためのスカイリフトも備えています」と、増田さん。
居心地がよさそうなお部屋ですね!
昼食時間の食堂では、管理栄養士と言語聴覚士による「ミールラウンド」が行われていました。
「いつまでも口から美味しく召し上がっていただくため、食事の様子を観察しながら、きざみ食・ミキサー食など、摂食・嚥下状態に合わせた食事の提供に努めています。また、食欲を引き出すための見た目が華やかな行事食の提供や、歯科衛生士を交えた口腔ケア、フロアスタッフによる日々の嚥下体操などを行っているので、入所時は経管栄養の方でも、経口摂取に移行するケースが珍しくありません」。
それは素晴らしい!
つづいて、浴室へ。
「入浴は週2回あります。浴槽の種類は、一般浴・座った状態を保てるリフト浴・寝たまま入浴できる機械浴の3タイプから、身体状況に合わせて選択していて、要介護度が高くて入院中は清拭のみだったという方にも、無理なく安全に湯船に浸かっていただいているんですよ」。
清潔保持を重視してもらえるのは、とてもありがたいです。
「創作活動をしている時の様子です」と写真を見せてくれました。
「指先を使う創作活動は脳の活性化のために良いですし、みなさん楽しい気持ちになられていると思います」とのこと。
スタッフさんとのコミュニケーションもとれますね。
「こちらがスタッフです」と紹介してくれました。
「通所リハビリの利用目的は、介護予防や日常生活動作の維持・向上だけでなく、外出のきっかけづくり、趣味活動の獲得、同居ご家族の休息など、本当にさまざまです。中には、将来当施設に入所を検討していて、早い段階から環境に慣れるために利用している方もいらっしゃるんですよ」と、スタッフさん。
通所リハビリの1日の定員は50名だそうです。
続いてリハビリフロアです。こちらもとても広いですね!
「ええ、こちらが機能訓練スペースです。当施設には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種が在籍し、利用者様ごとの生活目標を把握した上で、個別の訓練計画を立てています」と、増田さん。
リハビリスタッフのみなさんが集まってくれました。どんなリハビリをおこなっているんですか?
「入所から3カ月間は『短期集中リハビリ』として、1回20分のリハビリを週5~6回提供しています。今まで多くの利用者様を在宅復帰に導いているんですよ。退所時には通所リハビリや訪問リハビリをご案内して、訓練を継続していただくことを提案してます。また、少しでも生活機能の低下が見られた場合には再入所されることを、ご家族の介護負担に配慮してご提案しています」とのこと。
最後は、2020年度からスタートした訪問リハビリの様子を見学させていただきました。
「当施設では、退所後の継続支援を実現するため、リハビリ専門職がご自宅に伺い、生活環境に合わせた個別訓練を提供しています」と、訪問リハビリスタッフさん 。「同居ご家族に対しても、介助方法の指導や、福祉用具の提案、住宅改修の提案などを積極的に行い、介護に関するお悩みなども伺うようにしているんです」。
退所後のサポートまで充実しているとは心強いです!
今日はありがとうございました。
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