特別養護老人ホーム「さかどロイヤルの園」は、「自宅に近い住環境を目指すユニット型特養」として、一人ひとりに寄り添った個別支援を行い、行事やレクリエーションが盛んで、笑顔を大切にしているとのこと。さっそく見学に行って、施設の様子をチェックして来ます!
玄関
特別養護老人ホーム「さかどロイヤルの園」があるのは、東武越生(おごせ)線「西大家(にしおおや)駅」から徒歩約7分。鳥のさえずりや虫の声などが聞こえる、豊かな自然に囲まれた場所です。所沢からは車で1時間以内の距離で、毛呂山(もろやま)町、鳩山町、東松山市方面からのアクセスも便利です。
玄関では、相談員の福田さんが笑顔で迎えてくれました。
「こんにちは!本日はよろしくお願いします。どうぞこちらへ!」
玄関をはいると受付です。元気な挨拶と笑顔で迎えてくださるんですね~。
「はい、ご挨拶と笑顔は大切にしています」と福田さん。
「受付の奥が事務所になっていて、施設長、事務次長、事務員、相談員、ケアマネージャーなどみんなが詰めているので、いつでもお気軽に声をかけていただけます」。
どんなご相談をしてもいいのですか?
「はい、もちろんです。こちらへどうぞ」と相談室に通してくれました。
「こちらでこのようにして、さまざまなご相談にご対応します。特養ってどういう施設? ほかの施設と何が違うの? どういう人が入居しているの? 入居待機者はたくさんいるのでしょ? 費用はどのくらいかかるの? など、みなさんたくさんおたずねになります」と福田さん。
「入居を考えていらっしゃる方のお身体の状況、現在の暮らしぶりなどをしっかりとお聞きして、当施設で何ができて何ができないかなどもしっかりとお伝えいたします。ご本人、ご家族の意向によりお看取り対応も行っていますので、そうしたお話もさせていただきます。施設生活をスタートする上で、ご納得していただいてからご入居いただくことが大切ですから」。
とてもしっかり考えてくださるんですね!
「では施設内をご案内しますね。まずはこちらが1層ホールです」。
開放的なスペースですね。
「書道クラブの作品など、ご入居者の作ったものを掲示しています。小さいですが売店があって、ご入居者や職員から好評です」とのこと。
続いて地域交流スペースへ。こちらも広いですね。
「ここが施設内で最も広いスペースです。30~40名が集まれる広さで、ボランティアによる慰問の披露や、書道クラブなどのクラブ活動、職員による演奏会などが行われます。面会、勉強会、会議にも使用しています」。
楽しそうなイベントが行われているんですね。
「当施設では、月に2回、第2・第4水曜日に、訪問理美容があります」と、福田さん。
「カット、顔剃りだけでなく、カラーやパーマなども可能なので、みなさんとても喜んでくださいます。『髪を切ってさっぱりしましたね』『きれいになりましたね』とお声がけした時の嬉しそうな笑顔を見ると、こちらも自然と笑顔になります」。
おしゃれが大好きな母も、きっと喜びます!
「こちらが自慢の屋上です」。
とっても気持ちがいいですね~。
「この開放的な空間で、ご入居者の外気浴が行えます。職員と一緒に散歩をしたり、たまにここで行事を行ったりもするんですよ。大学が近くにあって若者のはつらつとした元気な声が聞こえて来るのも良いですし、眺めも良くて、高麗川、田んぼ、大学の桜並木が見え、天気が良ければ、秩父連山や富士山までも見えるんです」。
「こちらが医務室です。勤務しているのは豊富な経験を積んできた看護師たちで、それぞれの得意分野を活かして、質の高い高齢者看護の提供を目指しています。特に、体調変化の早期発見、早期対応、褥瘡などの皮膚トラブル予防には力を注いでいるんですよ。他職種との連携もスムーズで、抜群のチームワークです。なお、当施設の主治医は、ご入居者・ご家族目線の、とても丁寧で親切な診療をしています」。
それは安心ですね。
「夜間は医師と看護師は常駐していませんが、オンコール(電話対応)体制を取り、看護師と介護スタッフが連携しています。急変時などには主治医に連絡を取って指示を仰げますので、心配はいりません」。
「こちらが予防接種の様子です」と、写真を見せてくれました。
「各種ワクチン接種は、流行時期を見ながら、施設内で行っています。日々の体調管理もしっかり行っていて、健康診断も、年に一度実施しています。健康診断の結果次第で必要であれば再検査を実施し、そこで病気が早期発見されることも少なくありません」。
続いて共有スペースに。こちらは何をしているんですか?
「バイタルサインの測定をしているところです。入浴前には必ず体温・血圧等を測定して、安全に入浴していただいています。入浴時以外でも、体調の変化や、いつもと違った様子を感じた際には、すぐにバイタルサインを測定し、異常が見られた場合には主治医に連絡して指示を仰ぐ流れとなっています」。
看護師さんだと、私たち家族では気づけない変化にも気づいてくれると思うので、とても安心です。
「こちらがお食事の写真です」と、写真を見せてくれました。
「お食事は、ご入居者様一人ひとりの状態にあったものを提供しています。食事形態はもちろんのこと、栄養状態や全身状態の変化に応じて、多職種で検討して、その時々のご本人に適したものを適宜提供しています。温冷庫を使用し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態でお出しします。
このお写真のようにお寿司なども出るのですか?
「お寿司イベント、フルーツバイキング、おやつバイキングは、毎回大好評で、皆さんが楽しみにされているイベントです。そのほかにも、四季折々の節目での多彩な行事食を提供していて、そうした食事の日は、みなさんいつも以上に食が進みますね」。 とても美味しそうです!
続いて居室へ。木目調で、温かみがありますね。自宅で使っていた家具を持ち込むこともできますか?
「はい。家の延長という位置づけなので、持ち込めないものは冷蔵庫ぐらいです。ご自宅で使っていたものをお持ち込みいただけることが、ご入居者の心の安定につながります」。
ユニットケアと聞きましたが、それはどのようなものですか?
「当施設では、10人ずつの居住空間を1ユニットとしていて、12ユニットあり、120名定員となっています。欠員が出たユ二ットにご入居いただく形で、認知症の度合い・病状・要介護度によるユ二ット作りは行っていません。基本的に居室変更はなく、職員も固定なので、ご入居者と職員との聞で家族のような関係が築けるところが魅力です」。
「こちらが浴室です。個浴室、三方向浴室、機械浴室(チェアインバス)、機械浴室(寝台浴)と、4タイプの浴室があり、ご入居者一人ひとりの身体状況により使い分けています。入浴は基本的に週2回で、お一人ずつ入浴していただき、マンツーマン以上の安全な体制をとっています」と、福田さん。
「お風呂はくつろぎの時間であるとともに、皮膚状態を確認する機会でもあるので、とても大切です。菖蒲湯・ゆず湯などの季節の行事や、入浴剤などを使用したイベン卜湯を行うこともあります」。
入浴を大切にしてくださっているのは嬉しいですね。
「当施設の三大行事としては、開設記念日、敬老会、秋祭りがあり、それ以外にも、各ユニットが毎月のように行事を行っています。新年会、節分の豆まき、お花見散歩、ひな祭り、七夕、流しそうめん、スイカ割り、各種食事レク、花火大会、個別支援レクなど。誕生日会もお一人おひとりに合わせて個別で行うことを重要視しています。クラブ活動としては第1・第3金曜日に書道クラブがあり、毎回楽しみにされている方もいて、『書けないわ…』とおっしゃりながらもいざ書き始めると見事な筆さばき。皆さんとても楽しまれています」。
ワクワクできるイベントがたくさんあって、母も絶対喜びます!
「当施設では笑顔をとても大切にしています」と、福田さん。
「ご入居者の笑顔が、職員の原動力になっています。つい忙しくしてしまっている時のご入居者の笑顔と視線は、『ハッとする瞬間』であり、『ホッとする瞬間』でもあります。笑顔を見せていただけると、ご入居していただいて良かった、と思います。ご入居者と職員が笑い合っている場には、他のご入居者や職員もついつい寄って行き、笑顔の輪が広がります」。
笑顔の輪が広がる施設、素敵です。
最後は、カンファレンスの様子を見学させていただきました。
「当施設では、ケアプランに対して、モニタリング・再アセスメント・プランの再作成を行う場としてのカンファレンスを、月6回開催しています」と、福田さん。
「ご入居者一人ひとりのニーズを抽出し、その人らしさの実現を目指し、多職種で、丁寧すぎるほどの話し合いを行っているんです」。
そこまで丁寧に考えていただけるのは心強いです!
今日はありがとうございました。
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